回収品目
「ベッドを処分したいがどんな方法がある?」
「できるだけお金をかけずに処分したい」
「回収業者に頼む場合、どこを選んだらよい?」
このようなお悩みはありませんか。
ベッドを処分する場合は自分で粗大ゴミに出したり、業者に依頼したりするなど、いくつか方法があります。しかし自分にとって最も適した方法が分からない方は多いのではないでしょうか。
この記事では以下3つのことが分かるようになります。
この記事を読んで分かること
ご自身にとって適切なベッドの処分方法が分かるため、ぜひ最後までご覧ください。
不要になったベッドの処分方法は、主に7つあります。
ベッドの処分方法にお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。
自治体の粗大ゴミとして、ベッドを処分する方法があります。枠だけであれば1,000円から処分できるため、費用をなるべく抑えたい方におすすめです。
粗大ゴミの料金は、自治体により異なります。4つの地域の粗大ゴミ料金をチェックしてみましょう。
自治体名 | 処分項目 | 処分料金 |
---|---|---|
神奈川県横浜市 | ・ベッド(枠のみ)
・ベッドマットレス(スプリング無し) |
1,000円 |
大阪府大阪市 | ・ベッド本体(マットレス類を除く) | 1,000円 |
愛知県名古屋市 | ・ベッド(マットレスを除く)
・3段ベッド一式 |
1,500円 |
福岡県福岡市 | ・ベビーベッド | 300円 |
・ベッド(マットと一体型、スプリング無し) | 500円 | |
・ベッド一体型(スプリングあり)
・2段ベッド枠 ・ベッドマット(スプリングあり) |
1,000円 |
粗大ゴミの処分費用は自治体ごとに異なるため、確認してから進めましょう。またスプリング入りマットレスは回収対象外の自治体もあるため、お持ちの方は注意が必要です。
粗大ゴミの回収日は、自治体によって決められているため、それまでは家で保管しておく必要があります。
費用をかけずに処分したい方は、自治体の規定サイズまで解体して可燃ゴミに出しましょう。しかし、自治体のルールによっては可燃ゴミとして出す場合でも、有料となるケースもあります。
例えば神奈川県横浜市では、板は50cm未満に切れば可燃ゴミに出せるのに対し、北海道札幌市の場合、板は素材に関わらず有料です。もし自治体の可燃ゴミが有料だった場合は、他の処分方法のほうが安く済む可能性があるため、費用を比較してみましょう。
引っ越しに伴いベッドを処分する場合は、引っ越し業者が引き取っててくれることがあります。引っ越しと同時に不要なベッドが処分できるので、わざわざ回収日を設ける必要がありません。また自分で運び出す必要がないため、手間をかけずに処分を進められます。
ただしベッドの処分は引っ越し業者にとっても手間のかかる作業のため、事前に依頼したい旨を伝えないと、対応してもらえないケースもあります。さらに処分費用が別途発生するため、引っ越し料金が高くなる場合があることも考慮しておきましょう。
家具を購入するときに、店舗によっては処分品を同時に引き取りしてくれることがあります。処分費用は別途かかりますが、家具の納品と同時に不要なベッドを引き取ってもらえれば、自分で運搬せずに済みます。
実際に家具引き取りを行っている販売店の料金を、以下の表にまとめてみました。
店舗名 | 処分費用 | 条件 |
---|---|---|
ニトリ | 4,400円 | 購入した家具(組立家具は除く)と引取りする家具が同数量または同容量まで |
東京インテリア | 4,000円~5,000円 | 購入した家具と同等・同数の家具 |
大塚家具 | 2,000円~ | 購入品と同等品(同用途品)および同数 |
引き取りの際は上記のように条件が付いているだけでなく、対応エリアが限られていることがあります。ベッドの購入店で処分を依頼する場合は、事前にお店に確認しておきましょう。
手間をかけずに早くベッドを処分したい方は、不用品回収業者の利用を検討してみましょう。不用品回収業者なら、どんなベッドでも運搬から処分まで行ってくれるため、楽に進められます。
また不用品回収業者は好きなタイミングで処分できます。自治体では回収日が決められているため、その日に合わせて処分に出さないといけません。そのため早急に処分したい方にとっては、ありがたいサービスといえるでしょう。
ただし自治体の粗大ゴミに出す場合と比べると、料金が高くなる傾向にあります。ベッド以外に処分したい家具や家電がある場合、トラック積み放題等のパック料金を選べばお得に利用できます。ベッド以外の不用品がある場合は、不用品回収業者に依頼しましょう。
費用をかけずに処分したい方は、リサイクルショップやオークションで買い取ってもらう方法もあります。売上金はわずかだったとしても、処分費用を支払う必要がありません。
注意点としては、中古のベッドは状態だけでなく衛生面も重視されるため、買い手が見つかるのに時間がかかることです。
また配送手続きや梱包等は自分で行う必要があり、手間がかかることも忘れてはいけません。梱包の手間や配送料によっては、売上金と相殺されてしまうこともあるでしょう。
リサイクルショップやオークションは処分するよりも費用を抑えられる可能性があります。しかし配送手続きや梱包などで、時間と手間がかかることも忘れないようにしましょう。
不要なベッドをNPO団体やNGO団体に寄付する方法もあります。寄付という形で社会貢献ができるので、困っている人の元に届けたいと考えている方は、検討してみるとよいでしょう。
ただし送料を負担したり、梱包や配送手続きを自分で行ったりすることで手間も生じるため、その点を理解した上で選ぶようにしましょう。
ベッドの処分にかかる費用を比較してみました。
処分方法 | 料金の目安 |
---|---|
自治体の粗大ゴミに出す | 500円~1,500円程度 |
解体して可燃ゴミに出す | 0円~ |
引っ越し業者に回収依頼する | 3,000円~6,000円程度 |
家具購入時に同時引き取りを依頼する | 2,000円~5,000円程度 |
不用品回収業者に依頼する | 5,000円~20,000円程度 |
リサイクルショップなどで買い取ってもらう | 売上金と配送料の差額 |
必要としている人に寄付する | 配送料金分 |
料金を比較してみると、安く処分するなら解体して可燃ゴミに出すか、自治体の粗大ゴミに出す方法がおすすめです。しかし料金が安い分、解体や運搬などの手間や労力がかかります。
一方の引っ越し業者や不用品回収業者は料金が高いですが、運搬から対応してくれたり、希望日に回収してもらえたりするメリットがあります。
ベッドの処分方法を選ぶ際は、それぞれにかかる手間と費用を考えて選ぶようにしましょう。
ベッドを処分する際は、以下3つの注意点を押さえておきましょう。
ベッド処分の前に、ぜひ確認してみてください。
マットレスの種類によっては、自治体の粗大ゴミでは回収対象外のケースがあるので、注意が必要です。
マットレスには、ウレタン製とスプリングマットレスの2種類があります。スプリングマットレスは内蔵のスプリングが金属ゴミに分類されることから、処分の際に分別が必要です。そのためフレームだけ粗大ゴミとして捨てて、スプリングマットレスは別に処分方法を考えなければいけません。
なおスプリングマットレスを回収してもらえる自治体もいくつかありますが、料金が高いケースがほとんどです。面倒な場合は、スプリングマットレスもベッドフレームもまとめて回収してもらえる、不用品回収業者の利用を検討しましょう。
不用品回収業者や引っ越し業者にベッド処分を依頼する場合、分解にも対応しているか確認しておきましょう。解体は別途料金が必要だったり、そもそも対応していなかったりする業者もあります。
「分解してくれると思っていたのに、対応してくれなかった…」となると、自分で解体したり、別途業者を手配したりする手間が生じてしまいます。ベッドの解体や運搬などを依頼する際は、すべて行ってくれることを事前に確認しておきましょう。
ベッドを買い取り依頼するなら「古物商許可」を取得している業者を選びましょう。古物商許可を得ていないなら、買い取りは違法です。リサイクルショップなら、わかりやすいところに許可プレートが置いてあるでしょう。許可を得た不用品回収業者の場合、ホームページなどにわかりやすく記載されているはずです。
例えば、不用品回収の雲南市の加盟業者の環境デジタルソリューション㈱では「古物商許可証 第711019002238号」と明記しています。許可番号まできちんと開示している業者であれば、買い取りも安心して任せられるでしょう。
ベッドを安く処分するなら、自分で解体する必要があります。こちらでは、解体に必要な道具や解体手順を詳しく解説していきます。
ベッドの解体を検討している方は、どれくらいの労力がかかるのか参考にしてみてください。
ベッドを解体する前に、必要な道具をチェックしてみましょう。以下の道具があると、スムーズに解体できます。
道具 | 用途 |
---|---|
軍手 | 解体途中に怪我をしないため |
ゴーグル | 解体途中に破片が目に入って怪我をしないため |
ブルーシート | 解体時に床を傷つけたり、破片が飛び散ったりしないため |
ボトルクリッパー | スプリング入りマットレスの金属を切断するのに必要 |
のこぎり | 木材のベッドを解体する際に必要 電動なら効率よく進められる |
汚れてもいい服 (長袖、長ズボンが理想) |
解体中に破片で怪我をしたり服が汚れたりするのを避けるため |
土のう袋 | 解体した資材を入れたときにゴミ袋が裂けないようにするため |
スプリングマットレスを解体したいなら、ボトルクリッパーは必須です。ボトルクリッパーとは鉄線や銅線の切断に適した工具のことで、ペンチやハサミよりも作業を効率的に進められます。またのこぎりは電動式のほうが楽に切断できるので、可能であれば用意しておきましょう。
ベッドを解体する手順は、以下のとおりです。
解体したベッドフレームは、そのままゴミ袋に入れると破れてしまいます。そこで破れにくく丈夫な土のう袋であれば、ゴミ袋を無駄にしなくて済むため、可能であれば準備しておきましょう。
また、のこぎりでカットする過程では、かなり大きな音が出てしまいます。近隣住民に迷惑をかけてしまわないように、なるべく日中に作業するようにしましょう。
スプリング入りマットレスを解体する手順は以下のとおりです。
コイル部分をカットする際は力が要ります。場合によっては数日に分けて行う必要が出てくるので、日程に余裕をもって取り組みましょう。また、カットしたコイルは金属片となり、自治体によっては回収できないこともあります。事前に自治体に確認し、回収可能かどうか確認しておくと安心です。
解体には手間や労力がかかる上、道具を揃える必要があります。処分費を優先するのか、手間を優先するのか、考えてから処分方法を検討してみてください。
不用品回収業者にベッドの処分を依頼する場合、業者の選び方に迷う方も多いでしょう。こちらでは、不用品回収業者に依頼する際の選び方を5つの項目に分けて解説していきます。
業者を選ぶときの参考にしてみてください。
不用品を回収する場合、自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得している必要があります。
「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得している業者は、ホームページなどにわかりやすく記載しています。例えば、不用品回収相談所の環境デジタルソリューション㈱では「一般廃棄物収集運搬業許可証(雲南市)第22号」を取得しています。違法な業者を選ばないための、基準のひとつとして見ておきましょう。
優良な不用品回収業者は、料金体系を分かりやすくしています。悪質な業者の場合、料金の表示が分かりづらい上に、高額な追加料金を請求してくるケースがあります。
料金が明確であれば、見積もり時に不明点があった場合に、業者への質問が可能です。料金がわかりにくい業者は、トラブルが発生する恐れがあるため、避けるようにしましょう。
口コミのチェックも業者選びの参考になります。公式ホームページでお客様の声を掲載している業者は多いため、実際に利用した人の声を知ることで、作業内容や当日の対応について把握できます。
公式ホームページだけでなく、外部の口コミサイトやSNSも、業者を選ぶ上での判断材料になります。優良業者であればいい口コミが集まりやすいので、幅広くチェックしてみましょう。
ベッドを搬出する場合、不可抗力で壁や床に傷をつけたり、ぶつけて家具が壊れたりすることも十分にあり得ます。万が一アクシデントが起こった時、損害賠償保険に加入している業者であれば補償を受けられる可能性があります。
もちろん不用品回収業者の方は作業の際に、部屋や家財に傷をつけないように配慮してくれます。しかし万が一に備えて、損害賠償保険に加入している不用品回収業者を選ぶようにしましょう。
不用品回収で「無料回収」を掲げている業者は避けたほうがいいでしょう。例えば、町中を巡回しているトラックや、無料回収のチラシを投函する業者などが挙げられます。自治体の粗大ゴミでも処分費用がかかることから、無料回収はあり得ないと考えてください。
無料回収を謳っている業者は、不用品から売れそうな部品を抜き取って不法投棄をしたり、積み込み後に不当な高額費用を請求したりするケースがあります。無料回収を掲げている業者は避ければ、不要なトラブルを回避できるでしょう。
ベッドを処分する方法はいくつかあるため、自分の状況に適した方法を選びましょう。費用をかけずに処分する方法はありますが、自分で運んだり解体したりする手間がかかってしまいます。
リサイクルショップなどに買い取ってもらう方法もありますが、ベッドは衛生面の観点からも、中古のベッドの需要はやや少ない傾向にあります。多少の費用がかかっても、手間をかけずに早く処分したい場合は、不用品回収業者への依頼がおすすめです。
不用品回収相談所の加盟業者では、自治体から「一般廃棄物収集運搬業許可」を得ているので、安心して利用できます。見積もりは電話やメールで気軽にできます。ベッド処分を依頼したい方は、気軽にお問い合わせください。
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