回収品目
「タンスを捨てたいけれど、どうすれば処分できる?」
「タンスを無料で処分する方法はある?」
などのお悩みをお持ちではありませんか。
タンスを廃棄する方法は大きく7つあり、無料で処分したい時には解体して燃えるゴミとして捨てる方法があります。解体が面倒であれば、粗大ゴミで出せば安く処分できます。
また、タンスを運び出すのが困難な時や手間を省きたい時は、不用品回収業者に依頼するのがおすすめです。
この記事を読むことで、以下の3つがわかります。
この記事を読んで分かること
ぜひ最後までご一読ください。
タンス・クローゼットの捨て方は7つあります。具体的には、次の処分方法から選ぶのがおすすめです。
ここからはそれぞれの方法の詳細を解説していきますので、タンスやクローゼットを捨てたいと考えている方はぜひご覧ください。
タンスを解体・分解すれば、燃えるゴミとして無料で処分できます。タンスを解体する時に必要になる道具は以下の通りです。
石でできた「石頭金づち」を選ぶと、スムーズにタンスを解体しやすいです。また、ドライバーやバールはタンスに使われている釘や蝶番を取り外す時に必要です。
タンス解体時の指の怪我を防ぐために、軍手も用意しましょう。ここからは、解体の流れや注意点について解説します。
タンスを解体する時には、以下の流れで作業を行います。
タンスは「ダボ」とよばれる、穴に差し込んで接着剤で固定した部品、あるいは釘を使って組み立てられています。まずはそれらの部品からはずす必要があります。
また、板をはずす時には天板・中板・底板の順番ではずすのがポイントです。ダボで組み立てられている時は、板の隅を金づちで叩くとはずしやすいです。
作業時、新聞紙などを敷いてから板を切断すれば、木くずが床に散乱するのを防げます。
そのほか、電動のこぎりで作業する場合、騒音が発生しやすいので作業する時間に配慮しましょう。
タンスを解体する時の注意点として、次の2つがあります。
自治体によって可燃ゴミの規定は異なります。ゴミ袋に入る大きさ、あるいは一辺30cm未満など小さいサイズに分解しなければいけません。
また、タンスの解体には、後片付けや燃えるゴミの袋に詰めるといった時間も必要です。時間と場所に余裕がないと作業をスムーズに進めることができません。
そのほか、解体に慣れていない方の場合、のこぎりで怪我をするリスクもあるため注意して解体作業を行いましょう。
自治体で粗大ゴミとしてタンスを処分する方法もあります。
費用はかかるものの、解体をする手間を省ける上、不用品回収業者に依頼するよりも安く処分できるのがメリットです。
粗大ゴミの規定は自治体によって異なりますが、タンスの1辺が30cmを超えている場合、粗大ゴミに分類される傾向にあります。
また、プラスチック製のタンス(衣装ケース)の場合は自治体によって可燃ゴミ・粗大ゴミと分類が変わります。各都市ごとの違いは以下の表の通りです。
横須賀市 | 練馬区 | 草加市 | 広島市 | |
---|---|---|---|---|
分類 (1辺が30cm〜50cmの衣装ケース) |
不燃ゴミ | 粗大ゴミ | 可燃ゴミ | 粗大ゴミ |
備考 | 50cm以上は粗大ゴミになる | 30cm以上は粗大ゴミになる | 重さ10kg以下のプラスチックのみ対象 | 素材にかかわらず、衣装ケースはすべて粗大ゴミ |
ここからは自治体で粗大ゴミとして出す方法の詳細と出し方・処分費用について解説します。
粗大ゴミは基本的に戸別収集・持ち込み処分の2つから処分方法を選べます。
戸別収集は家の前、あるいは指定の収集所まで自治体が回収に来てくれるサービスです。
軽いカラーボックスなどであれば安くスムーズに処分しやすいです。しかし、家からの運び出しは自分で行う必要がある上、収集日が決まっているのがデメリットとなります。
また持ち込み処分は、自治体が指定しているゴミ処理施設に自分の車などを使ってタンスを直接運んで廃棄してもらう方法です。
車などを使って運び出す手間はかかりますが、戸別収集よりも料金が安い傾向にあり、ゴミ処理施設の受付時間内ならいつでも処分できます。
タンスを粗大ゴミとして出す流れは、以下のようになります。
申し込みは自治体の粗大ゴミ受付センターの公式サイト、あるいは電話での連絡で行えます。スムーズにゴミ出しをするために、申し込みと同時に費用や回収日・回収場所を聞いておきましょう。
自治体によっては家からの運び出しを頼める場合もありますが、条件があり有料で頼むことが多くなります。申し込みから回収までは、1週間~1ヶ月ほど時間がかかる場合が多いです。
各自治体ごとのタンスの処分費用は、次の通りです。
自治体名 | 札幌市 | 東京都新宿区 | 横浜市 | 大阪府 | 名古屋市 | 福岡市 |
---|---|---|---|---|---|---|
料金 | 500〜1,300円 | 400〜2,800円 | 1,000〜1,500円 | 400〜1,000円 | 1,000〜1,500円 | 500〜1,000円 |
備考欄 | 高さが1m以上で1,300円 | 最長辺と2番目に長い辺の合計で料金が変動 | 高さが1m以上で1,500円 | 幅・奥⾏・⾼さの合計で料金が変動 | 高さが120cmまたは幅90cm以上で1,500円 | 高さと横幅が1m以上で1,000円 |
タンスのサイズによって処分費用も変わります。まずは自分の居住地区の自治体ホームページなどから、タンスの処分費用について確認しましょう。
不用品回収業者を利用してタンスを処分するのも選択肢の一つです。
不用品回収業者とは家庭から出た不用品を回収している事業者です。タンス以外にもさまざまな不用品をまとめて処分でき、たとえば以下の不用品もタンスと一緒に回収してもらえます。
など
粗大ゴミとして処分するよりも料金は高額なものの、都合が良い日程で回収を依頼できるのが魅力です。また、家から運び出すのが難しい、重いタンス・大きいタンスも業者が運び出してくれるので、手間をかけずに処分可能です。
中には不用品買取を行っている業者もあり、回収と同時に買取を依頼すれば、処分にかかる料金を安くできる場合もあります。
引越しに伴ってタンスを処分するという方は、引越し業者の引き取りサービスを利用して処分する方法もあります。
引越し業者によって引き取りサービスを行っているかどうか異なるので、引越しの依頼をする時に同時に問い合わせてみましょう。
たとえば、大手引越し業者「日通」では、オプショナルサービスとして頼むことができますが、地域によって対応していない場合があるため注意が必要です。
業者によっては買取サービスを提供している場合もありますが、購入から6年以上経っていると買取できないなど、条件が決まっているケースもあります。
また、引き取りサービスと同様、引越し当日に頼んでも対応してもらえない場合が多いため、事前に頼むようにしましょう。
タンスの買い替えに伴って、古いタンスを処分したいと考えている方は、家具店の引き取りサービスを利用する方法があります。
自分で家からタンスを運び出す必要がなく、新しいタンスを設置してもらうタイミングで処分できるのが魅力です。
ニトリでの引き取りサービスの条件・料金は以下のようになっています。
条件 | ・購入した家具(組立家具は除く)と同じ数・容量のタンス
・配送日の4日前までに依頼が必要 |
---|---|
料金 | 1注文につき4,400円(税込) |
引き取りサービスの条件は家具店によって異なり、同じメーカーでないと引き取ってもらえない場合もあるため、利用前にチェックしましょう。
ニトリを利用する場合でも、引き取りサービスの対象となるか確認する必要があります。
買取業者・リサイクルショップを利用して処分するのも選択肢の一つです。
買取業者やリサイクルショップは、不要なタンスをお金に換えられるというメリットがあります。
とくに国の伝統工芸品指定を受けている桐製のタンスは高く買い取ってもらいやすいです。経済産業大臣が認めている桐タンスは次の5つです。
正規品の証明となる伝統証紙が貼られていれば、価値が高いタンスとして売却しやすいです。
買い取られたタンスは中古品として再利用されるので、処分するのはもったいないと考えている場合にも向いています。
しかし、古すぎるタンスや汚れているタンス、壊れているタンスなどは買取価格が付かないこともあります。
処分方法の中で、最も高値で売却できる可能性があるのが、ネットオークションやフリマアプリです。
特にブランド品のタンスや人気が高いタンスの場合、買い手が付きやすくなります。
ネットオークションやフリマアプリに出品する手順は、以下の通りです。
ネットオークションやフリマアプリは慣れていないと難易度が高いと感じる方もいます。
また買い手が付かないと利益が出ないことや、取引後の引き渡し・クレーム対応をすべて自分で行わなければいけないのがデメリットです。
ここまでタンスの処分方法について解説してきましたが、中には二階にタンスを設置していて、どの処分方法を選ぶか迷っている方もいるかと思います。
たとえば、嫁入り道具の婚礼タンスなどは、窓から吊り下げて設置することも少なくありません。
二階に配置されたタンスの処分は、不用品回収業者や買取業者、引き取りサービスを利用するのがおすすめです。
コンパクトで軽いタンスであれば自分で運ぶことも可能ですが、重くて大きいタンスは無理に運ぶと怪我や破損のリスクがあります。また、解体することで持ち出しやすくする方法もありますが、大型のタンスの分解は慣れていないと難しいです。
運搬に失敗して後悔しないように、処分費用がやや高額でも業者を利用しましょう。
タンスの処分費用は次の通りです。
粗大ゴミとして出す | 不用品回収業者 | 引き取りサービス | |
---|---|---|---|
料金 | 400円~2,800円 | 3,000円~10,500円 | 4,400円 |
安い値段で処分するなら粗大ゴミとして出すのがおすすめです。ただし、必ずしも自分で持ち運んだり、解体したりできるとは限りません。
タンスの持ち出し・解体が難しい時には、費用が多少かかってもスムーズに処分できる業者の利用をおすすめします。
不用品回収業者に依頼したいけれど、どの業者を選べば良いか迷ってしまう方もいるでしょう。
不用品回収業者の選び方は、以下の3つです。
また、不用品回収業者を選ぶ方法をより詳しく知りたい方は、以下の記事もあわせてご覧ください。
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タンスの中身の洋服もまとめて処分したいと考えている方は、タンスの処分料金だけでなく積載量ごとの料金もチェックすることが大事です。
不用品回収業者の「不用品回収相談所」における積載量ごとの料金は、以下のようになっています。
積載量 | 1~1.5㎥ | 2㎥ | 8㎥ |
---|---|---|---|
使うトラック | 軽トラ1台 | 2tトラック (軽トラ2台分) |
4tトラック (軽トラ4台分) |
料金 | 19,800円(税込)~ | 33,000円(税込)~ | 66,000円(税込)~ |
内訳 | 運賃(軽トラ) +処分費用 +作業スタッフ1名 |
運賃(2t) +処分費用 +作業スタッフ2名 |
運賃(4t) +処分費用 +作業スタッフ2名 |
タンス以外の不用品もまとめて回収してもらいたい時は、積載量の価格を比較して検討してみましょう。
下見をした上で見積もりしてくれるかどうかも、しっかり確認しましょう。
悪徳な業者の場合、電話のみで見積もりを伝えてくることが多いため注意が必要です。
実際に現地の下見をしないと、業者側も正しい見積もりを出せません。
現地で確認した上で正式な書面の形で見積もりを提示してくれる業者であれば、安心して頼めるかと思います。
不用品回収をする上で必要な許可を得ているかチェックすることも大切です。
家庭から出た不用品を回収する際には、「一般廃棄物収集運搬業の許可」を自治体から得る必要があります。
一般廃棄物収集運搬業の許可とは、家庭から出る不用品を回収する上で必ず必要な許可です。
「産業廃棄物収集運搬」や「古物商」といった許可を得ている業者でも、一般廃棄物収集運搬業の許可を得ていないのに、家庭からの不用品を回収するのは違法です。
公式サイトを確認し、許可番号まで記載されているか確認しましょう。
タンスの処分方法は、大きく以下の7つです。
タンスを無料で処分したい、安く処分したい時は、解体・粗大ゴミとして処分するのがおすすめです。
壊れている・重くて運べないタンスなどは、不用品回収業者の利用を検討してみましょう。
不用品回収相談所の加盟業者は自治体から一般廃棄物収集運搬業の許可を取得している不用品回収業者です。
無料のお見積もりや電話相談にも対応しておりますので、タンスの処分やその他の不用品の処分でお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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