回収品目
「テレビはどんな方法で処分すればいい?」
「テレビの処分にかかる費用の相場を知りたい」
などとお考えではありませんか?
テレビは粗大ゴミとして処分できません。不用品回収業者に依頼するなど適切な処分方法を選ぶ必要があります。
この記事を読むことで、以下3つがわかります。
この記事を読んで分かること
ぜひ最後までご覧ください。
テレビは家電リサイクル法の対象になるので、自治体の定めた方法で処分する必要があります。
家電リサイクル法とは、資源の有効活用を推進することを目的とした法律です。一般家庭から排出される一部の家電ゴミから、材料や部品をリサイクルすることを定めています。
家電リサイクル法の対象となる家電は、テレビのほか洗濯機や乾燥機、冷蔵庫・冷凍庫、エアコンなどです。
いらない古い家電を廃棄したり、白物の電化製品を廃品回収してもらったりする時には注意しましょう。
家電リサイクル法の対象となるテレビは、液晶テレビ・プラズマテレビ・ブラウン管を仕様したアナログテレビに限られ、以下は対象外です。
家電リサイクル法の対象となるテレビを処分する際は、自治体の定めた方法で処分する必要があります。
テレビを処分する際は、家電リサイクル券が必要です。
家電リサイクル券とは、家電リサイクル法で定められた家電をリサイクル処分するために必要な券です。
家電リサイクル券の購入方法は、料金販売店回収方式と料金郵便局振込方式の2種類があります。なお、家電リサイクルの料金は2021年に改定が行われ、2020年の料金よりも高くなりました。
「料金販売店回収方式」は家電の小売店に処分を依頼する際に利用する方式です。
一方、小売店以外に回収を依頼する場合は、郵便局に料金を支払う方式「料金郵便局振込方式」であらかじめ料金を支払い、回収時に券を提示して控えを受け取りましょう。
また、リサイクル券はテレビの画面には貼り付けず、側面や背面に貼る必要があります。
捨てたい家電・テレビを正しく廃棄するには、以下の7つの方法が適します。
上記の方法以外に、テレビを分解すれば無料でゴミ出しが可能ですが、解体や部品の分別の手間が大きいのでおすすめはできません。
以下では、上記の7つの捨て方について詳しく解説します。
不要なテレビを処分する方法の一つに、テレビを購入した家電量販店に処分してもらう方法があります。
処分する際のリサイクル料金はメーカーによって異なり、運搬料は販売店によって変わります。主な販売店ごとの運搬料を比較した表が次の通りです。
販売店 | 運搬料(税込) |
---|---|
ヨドバシカメラ | 550円 |
ビックカメラ | 1,650円 |
ケーズデンキ | 1,650円 |
ヤマダ電機 | 1,650円 |
ジョーシンなどでは店舗に持ち込み、処分してもらうことも可能です。その他、テレビの引き取りを行っている販売店の例が以下になります。
SHARPや東芝など、メーカーごとのリサイクル料金を知りたい方は、家電製品協会の「再商品化等料金一覧」をご確認ください。
テレビの買い換え時に、古いテレビを処分してもらうことも可能です。
家電量販店は、新しいテレビを購入する消費者に対して、古いテレビを引き取る義務があります。
この方法は、梱包や発送といった余計な手間が発生しない点がメリットです。新しいテレビの配達時に古いテレビを回収してもらえます。
ただし、無料で引き取ってもらえるわけではなく、リサイクル料金と運搬料はかかるので注意してください。リサイクル料金や運搬料は、購入したテレビを販売店に処分してもらう場合と同じです。
テレビの処分方法の中でもおすすめなのが、不用品回収業者に処分してもらう方法です。
不用品回収業者とは、テレビなど不要になった家庭ごみを回収し、収集運搬・処分を行う業者です。
不用品回収業者に依頼するメリットは次の5つです。
利用料金はかかるものの、すぐに処分できるのが不用品回収業者の魅力です。
自治体によっては、テレビを回収する業者を指定している場合があります。
自治体の指定業者を利用する場合の手順は次の通りです。
自治体が指定しているので悪徳業者の心配がなく、リサイクル券の発行といった面倒な手続きを代行してくれるケースも多いのがメリットです。
ただし、自治体によって業者のサービスは異なり、場合によっては自分で指定の場所までテレビを持って行く必要があります。
自分が住んでいる市区町村でサービスを提供しているかホームページなどで確認してみましょう。
指定取引所に持ち込む方法でも、液晶テレビなどの処分が可能です。
指定取引所にテレビを持ち込む手順は次の通りです。
指定取引所は、指定引取場所案内TOPから検索可能です。
指定引取所を利用するメリットとして、テレビの運搬料がかからず、リサイクル料金だけで処分できる点が挙げられます。
ただし、指定引取所にテレビを持ち込む手間がかかる点がデメリットです。さらに、大型テレビだと車によっては載せられない場合もあり、別途テレビを載せられるレンタカーの用意が必要です。
状態が良いテレビを処分する際には、ハードオフなどのリサイクルショップで買い取ってもらうのがおすすめです。
リサイクル料金などの費用がかからない上、不要なテレビをお金に換えて処分できるのが大きなメリットとなります。
ただし、想定している買取額を下回る場合が多く、場合によっては無料で引き取るだけといったケースも少なくありません。過度な期待はせず、無料で引き取ってもらえれば十分という考えで利用するのがおすすめです。
できるだけ高く買い取ってもらいたい方は、複数のリサイクルショップで見積もりを取り、一番高く買い取ってもらえるお店で売却しましょう。
できるだけ高くテレビを買い取ってほしい方は、ネットオークションやフリマアプリで販売するのも選択肢の一つです。
「メルカリ」や「ヤフオク!」を使えば、リサイクルショップより高値で買い取ってもらえる可能性もあります。
ただし、売却や引き取りが決まるまで時間がかかるほか、人気がないモデルだと、最悪売却できないケースがあります。
また、出品手続きやテレビの梱包と配送・購入者とのトラブル対応など、慣れていない方には難しい作業をこなさなければいけません。
テレビを処分する際の注意点は次の4つです。
以下では、それぞれ詳しく解説します。
テレビを購入店に引き取ってもらうのが難しい場合には自治体を利用しましょう。
もらい物のテレビで購入した電気屋が分からない場合や、引っ越しをして購入した販売店が遠くなった場合は引き取りを依頼するのが困難です。
その場合は、市町村に問い合わせて、ルールに則した処分方法を聞いてみましょう。
市町村によって代行業者が引き取りに来たり、引き取り可能な販売店・業者を紹介したりと様々な対応がなされます。
無料回収の業者は違法業者の可能性があるので注意が必要です。
街中の拡声器やチラシ・DMで壊れたテレビなどの無料回収を謳っている業者の中には、自治体から廃棄物の収集や処分の許可を得ていない可能性もあります。
違法業者を利用すると、不法投棄が行われるリスク、不適正な処理・管理による火災リスクがあります。中には、テレビの積み込み後に高額な請求を受ける恐れもあるので、注意しなければなりません。
無料回収の業者は利用せず、信頼できる不用品回収業者を利用しましょう。
テレビを処分する際は、B-CAS社にB-CASカードを返却する必要があります。
B-CASカードはB-CAS社がテレビ利用者に貸与し、テレビ購入時に同梱されるカードです。B-CAS社のカスタマーセンターに返却する旨を連絡すれば、返却用の封筒を送ってもらえます。
また、B-CASカードは有料放送と紐付けられているので、有料放送を契約したまま処分すると、契約が残ったままになってしまいます。必ず有料放送を解除してから返却・処分しましょう。
具体的な返却方法はB-CASお客様サポートをご覧ください。
テレビを処分したら、NHKを解約しましょう。
NHKの解約手続きの流れは次の通りです。
NHKの解約にはテレビを処分したことを証明するため、家電リサイクル券が必要になります。家電リサイクル券は捨てないようにしましょう。
テレビを処分し家電リサイクル券を入手したら、NHKふれあいセンターに解約の問い合わせを行います。電話番号や受付時間は指定引取場所案内TOPred=”1″ ugc=”1″ nofollow=”1″]から確認可能です。
自動音声の案内後、オペレーターが対応してくれるので、質問に答えれば解約申し込みは完了です。申し込み時に家電リサイクル券と返金振込用の銀行の口座番号を手元に用意しておくとスムーズに応答が進みます。
申し込みが完了すると解約書類が届くので、解約書類に記入後、返送用の封筒に解約書類と家電リサイクル券のコピーを同封して返送すれば手続きは完了です。
NHK放送を6か月・12か月前払いで契約している場合は過払い金の返金があります。1ヶ月後に指定口座を確認し、入金を確認できれば解約完了です。
テレビをゴミとして廃棄する際にかかる料金の相場を、処分方法ごとに比較した表が次の通りです。
テレビの種類 | リサイクル料金 | 引き取り時の運搬料金の価格 | 不用品回収業者の処分料金 |
---|---|---|---|
液晶(15型以下) | 2,000~4,000円 | 1,600〜3,000円 | 5,000〜8,000円 |
液晶(16型以以上) | 3,000~5,000円 | ||
プラズマ(15型以下) | 2,000~4,000円 | ||
プラズマ(16型以以上) | 3,000~5,000円 | ||
ブラウン管(15型以下) | 1,500円~4,000円 | ||
ブラウン管(16型以以上) | 2,000円~5,000円 |
なお、会社でテレビを処分する場合は、家電リサイクル料の勘定科目を雑費として計上できます。
テレビの処分に不用品回収業者を探す時のポイントは、以下の3つです。
以下では、優良な業者を選ぶ3つのコツを解説しています。
不用品回収業者の選び方について詳しく知りたい方は、こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。
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不用品回収業者を選ぶ時は、料金相場を大幅に超えていない業者を選びましょう。
悪徳な業者は、相場より著しく高い料金を設定しているケースが多いです。
また、見積もりの結果、相場より高いことを理由に断ろうとしたら、見積もり費用を請求される場合があります。見積もりが無料かどうかもチェックしておきましょう。
不用品回収業者を選ぶ際は、口コミをチェックして選ぶのがおすすめです。
優良な業者のホームページには、口コミ情報を掲載しているケースが多いです。口コミに業者が回答している場合もあり、業者が顧客に対して真摯に対応しているかどうかをチェックできます。
また、地域情報を掲載している口コミサイトもあわせてチェックしましょう。悪い口コミが多く掲載されている業者は利用を避けることをおすすめします。
不用品回収業者を選ぶ際には、必要な許可を取得しているかチェックすることも大切です。
業者が一般家庭から不用品を回収するには、「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得している必要があります。そのため、この許可無しに不用品回収を行っている業者は違法業者となります。
業者によってはHPに「古物商許可」「産業廃棄物収集運搬許可」を取得している旨を記載している場合がありますが、これらの許可だけでは一般家庭の不用品は回収できません。
必ず、ホームページに一般廃棄物収集運搬業許可の表示がある業者を選びましょう。
不用品回収相談所にテレビの回収を依頼する際の流れは次の通りです。
電話・メールの好きな方法で無料見積もりを依頼できます。
お見積もり・査定は、スタッフが現地に訪問して行います。お見積もりに納得頂けましたら、回収依頼の希望日時をお申し込みください。
場合によっては当日の回収にも対応可能です。まずは、無料のお問い合わせからお気軽にご相談ください。
テレビを捨てたい時には、以下の7つの方法があります。
中でも不用品回収業者は、壊れたテレビやその他の不用品をまとめて処分できる、自宅までテレビの回収に来てくれるなどのメリットがあります。
不用品回収業者の依頼を考えているのであれば「不用品回収相談所」のご利用を検討ください。不用品回収相談所は全国の一般廃棄物収集運搬業の許可を有する優良業者を紹介してくれるので、トラブルの心配なく安心してテレビの回収を依頼することができます。電話相談や見積もり・キャンセル料も無料なので、テレビの処分でお悩みの方は、不用品回収相談所の利用をご検討ください。
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